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JAみやぎ登米で、先端農業が始動

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みやぎ登米農業協同組合
(JAみやぎ登米)営農部 米穀課 主任 :阿部 毅仁 様

株式会社近藤農産代表取締役 :近藤 充 様

地域
宮城県登米市
作物
水稲
作業
防除・センシング

掲載年:2022年

JAみやぎ登米×総合商社のタッグで、「新しい農業」を

「あと3年で農家をやめないといけない」「10年後は耕作放棄地だ」「管理面積が増え、防除や水位管理などの作業負担が増大している」という農家さんからの声が、日々届きます。ノウハウの蓄積、農法の継承、農作業の効率化が急務です。そこで、JAみやぎ登米・住友商事・住友商事東北は、2018年8月に先端農業技術における「戦略的パートナーシップ」を締結しました。JAみやぎ登米管内において、先端技術を導入し「新しい農業」に取り組んでいます。ナイルワークスの農業用ドローンは、2018年に2軒の農家さんで試験導入し、2019年にはJAみやぎ登米管内で約400haのカメムシの集団防除を実施し、本格導入しました。以降も、2020年は約1,100ha、2021年は約850haの防除を行っています。

「スマート農業センター登米」を開設し、農業が続くように

ナイルワークスのドローンは、誰が作業しても同じ精度で防除できることは魅力ですが、散布面積が拡大するほど、多数のバッテリーが必要になり、経済的な負担が大きくなります。本格的なドローン導入には運用コストの軽減が必要だと考え、2019年、JAみやぎ登米・住友商事・住友商事東北で連携し、登米市内にバッテリーの保管・充電を行う施設「スマート農業センター登米」を設立しました。シェアリングの仕組みを確立し、ドローン利用者は、必要な時に必要な数のバッテリーを利用し、品種に応じた適切な防除が可能になりました。地域の担い手が減少する中で、持続的に農地を守り、農業を続けるために、地域全体で工夫していくことが重要だと考えています。

JAみやぎ登米が目指す「赤とんぼの乱舞する産地」

JAみやぎ登米は、水稲作付面積の8割程度で農薬や化学肥料の使用量を半分以下に抑えた「環境保全米」の栽培に取り組み、食べる人・作る人・すべての環境にやさしいお米づくりを大切にしています。自然環境が豊かで良質米の産地として有名で、これまで農家さんの経験値を元にお米を生産してきました。今後、お米の生育状況を「見える化」し、データによる数値化した管理ができるようになれば、品質や収量が安定し、良質米を作り続けていけると考えています。ナイルワークスが開発中のデータ解析技術が向上し、実用化することを楽しみにしています。JAみやぎ登米の役割は、お米を作り続けられる環境を整えていくことであり、先端技術を導入し、持続可能な農業を実現していきたいと思います。

近藤農産では、効率の良い農作業のためにドローンを活用

「おいしいお米を作ること」と「しっかりと儲けること」を両立させる農業を目指しています。ナイルワークスのドローンを活用した「地元のJA×総合商社」による取り組みは、地域性や農家の事情などが考慮されていて、様々な面でメリットがあると思い、参加させてもらいました。以前は、カメムシ防除をブームスプレーヤで行っていましたが、ドローンの方が効率が良く、作業負荷が小さく、適期に出来ることから、防除の全体的な費用対効果が良いと思いました。JAみやぎ登米・住友商事・住友商事東北・ナイルワークスの取り組みには、これからも期待しています。

みやぎ登米農業協同組合(JAみやぎ登米) 様

宮城県北東部に位置し、東に北上川、中央に迫川が流れ、農業用水として農畜産業を支えています。肥沃な登米耕土により、古くから米づくりが盛んで、農薬や化学肥料の使用量を半分以下に抑えた「環境保全米」に取り組んでいます。耕畜連携の先進地でもあり、稲わらを家畜飼料等に活用し、家畜の排せつ物を堆肥化して水田に還元する「循環型農業」を実践しています。

https://www.miyagitome.or.jp

株式会社近藤農産 様

大地の恵み豊な町で、宮城米「ひとめぼれ」を中心に、人と自然に優しい農業を実践しています。粘り・ツヤ・うまみ・香りのバランスがよく、出会った途端に「ひとめぼれ」するような美しくて美味しいお米。技術と真心を込めて生産しています。さらに、生産した大豆やもち米で、味噌や切り餅などの加工・販売も行っています。食品添加物を一切使用せず、安心・安全な商品作りを大切にしています。

https://www.kondo-nousan.com

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